「まりあーじゅ」この名前に対して、施設入所者様からご家族様、各連携事業所の方々まで“なんという意味ですか？”　“なぜその名前にしたのですか？”　と名前の由来についてよく聞かれることがあります。
まりあーじゅ。本来はフランス語で結婚（mariage）と言う意味になります。

最近では、食べ合わせなどに例えることも多いかと思います。例えば、ビールと柿ピー。ワインとチーズ。日本酒と刺身などなど。
各個人の嗜好でこのあたりは差があると思いますが、簡単に言えば「お互いを引き立てる」料理が勝ってもダメ。アルコールが勝ってもダメ。

お互いが、お互いを引き立てることが「マリアージュ」であると、個人的に理解しているところであります。
施設としてのまりあーじゅとは、経営理念にも掲げています

「利用者の笑顔を職員が引き出し、職員の笑顔を利用者が引き出す」
まさに、お互いを引き立てあうという事を強く意識した施設になります。
片方だけでは成り立たず、片方が強すぎても成り立たない。お互いの調和が最高の生活の場を作っていく。
そんな思いを持って立ち上げた施設になります。

私たち一人一人では力が小さく、できる事も限られてきますが、お互いがお互いを引き立てることで、生活の中に楽しみや笑、信頼関係を築いていくことが出来ると考えています。
まだまだ立ち上げて5年目の新米の施設ですが、もともと介護現場のたたき上げの私です。同じ志を持つ職員と一緒に、自分たちにできる事は何か。利用者の皆さんが発信しているサインは何を意味するのか。
これからも目の前の事を真摯に受け止め、一つ一つの事柄を大事にしながらより良い生活の場が提供でき、私たちもうれしく思えるよう邁進していきたいと思います。